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ライブ配信で必要なネット回線の通信速度は?【Wi-Fiとギガ数や上り速度の目安】



自宅のWi-Fiや会社のネット回線でライブ配信は可能なのか?

今回はライブ配信で必要なネット回線の通信速度を詳しく解説していきます!



【1】ライブ配信に必要なネット回線の条件

私たちが普段使用しているネット回線は、以下のようなものです。

・家庭の光回線(有線LANやWi-Fi)

・企業の光回線(有線LANやWi-Fi)

・スマホやポケットWiFiなどのキャリア回線(3G/4G/5Gなど)


この中で、光回線はベストエフォートと呼ばれる帯域が変動するインターネット回線です。

※インターネットの通信速度=帯域が保証されていないネット回線という意味です。

1Gbpsや100Mbpsという数値で契約をしますが、理論値や最大値であり、通常使用可能な帯域は数十Mbps〜数百MBpsなど、時間帯や周辺家庭やビル等での使用量、同一ネットワーク内の使用量により大きく変動します。


まず認識していただきたい点は、

ライブ配信で必要なのは大きな帯域(数百Mbps)ではなく、確実に常時使用可能な途切れのないわずかな帯域(数Mbps)である

という点になります!


タイトルにあるギガ数という単位までもは必要ないというということです。

ただし、結果として1時間配信を行えばギガという単位の使用量に積み上がっていきますので、1時間あたりのネットワーク使用量と1秒当たりのネットワーク帯域は別物として考えてください。



【2】プラットフォーム別の必要な上り回線の帯域

プラットフォームとはライブ配信を行うサイトやアプリを指します。

それぞれサーバーや画質、配信方法が異なるため、上り回線も異なってきます。


プラットフォーム

必要帯域

画質

YouTube Live

​3,000kbps〜

​240P〜4Kまで幅広い

Zoom

600kbps〜3,000kbps程度

HDなど

上の表は近年多く利用されているプラットフォームのみとなりますが、ほとんどの場合、700kbps〜3,000kbps近辺の上り帯域を利用することが多いです。

※例外もありますので、詳細はプラットフォームごとに確認ください。


■YouTube Live 必要帯域


■Zoomミーティング/Zoomウェビナー 必要帯域


上記より考えますと、最低限常時確保しなければいけない必要なネットワーク帯域は、3Mbpsというのが一つの基準となってきます。


注意しなければいけないのは、PCから配信を行う場合、クラウドアプリやアップデート確認など、ライブ配信以外の要素でのネットワーク通信も同時に行われているという点です。

また、OBS等のエンコーダーやZoomのアプリを使用している場合、映像の内容によっビットレート(使用データ量)が可変(変動)することもあります。


私たちライブ配信専門の業者としては、予期せぬネットワークの変動を考慮し、最低でも必要な帯域(インターネット回線のうちの上り回線速度)の10倍以上を常時確保するインターネット回線が必要と考えます。


つまり、

YouTube LiveやZoomミーティング(またはウェビナー)で3Mbpsで配信をする場合、最低でも常時30Mbpsは確保しておきたいところです。


300Mbpsは出てるから安心!

と思っていても、配信本番の夕方になったら10Mbpsしか出てない!ということもありますので、「常時確保できている」という点がポイントです。


■まとめると

ライブ配信で必要なインターネット回線速度の目安は?

ライブ配信に必要インターネット回線速度は一般的に700kbps〜3,000kbps程度の上り回線速度となります。

変動するネット回線の数値を考え、3,000kbpsの10倍である30Mbpsのネット回線を目安とすると良いでしょう。


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【3】インターネット回線の正しい計測方法



それではインターネット回線はどのように測れば良いのでしょうか。

私たちの推奨するインターネット回線速度の簡単な計測方法をご紹介します。


「インターネット回線スピードテスト」

この計測サイトにて、上りと下りのインターネット回線速度をまずは計測します。


この際、5分間の間をおいて合計2回を1セットとし、本番同様の曜日&時間帯に計測する方法がおすすめです。


なぜ5分間の間を置くのかというと、家庭内であれば自分のスマホやIoT機器など、企業であればサーバーや他のPCのクラウド同期など、さまざまな他の機器のインターネット使用に影響されてしまうためです。

5分程度の間を置くことで、同一ネットワーク内の他の要素に左右されているか、数字が大きく変化するかを確認することができます。

※あくまで簡易的な確認となります。


また、曜日や時間帯によっては他のフロアや近隣の使用量に応じてインターネット速度は変動しますので、混み合っている時間帯を把握することで、ライブ配信本番の時間帯の検討にも役に立ちます。


この計測にて、常時30Mbps以上の上り回線が確保できているようであれば、まずはほとんどのライブ配信が最低限実施可能と考えられます。

※仮に6Mbpsで流したいけど30Mbpsしかない、という場合は、単に画質を3Mbpsにすればまずはライブ配信が可能です。


【4】必要なインターネット回線の上りスピードが確保できていない場合


計測の結果、一般家庭や混み合っている会社ではインターネット回線のスピードが十分に確保できない場合も多くあると思います。

普段は問題なく使用できていても、それは比較的帯域の広い下り回線を使用しているためであって、上り回線は比較的数値が低い傾向があります。


すぐできる!まずは見直すWi-Fiのポイント

・Wi-Fiではなく有線LANでの接続にする

・Wi-Fiの5Ghz帯ではなく、2.4Ghz帯に接続する

 5Ghzよりも2.4Ghzの電波の方がより広いエリアに届きます。

・Wi-Fi6対応などの高性能ルーターに変更する

 ルーターの性能がボトルネックになっている可能性があります。

 特にビームフォーミングなど、より効率よく電波を届ける製品がおすすめです。

・可能な限り他の要らない通信を停止する

 意外と細かい通信が重なることでネットワークを圧迫している可能性があります。

 特にスマホやPCのクラウドなどは予期せぬ通信圧迫の元となります。

ネットワーク機器のリセット

 あまりにも数値が低すぎる場合、何かのエラーが起きている可能性があります。

 一度アクセスポイントとなるWi-Fiルーターなどを再起動してみてください。


それでもダメな場合!

安易にネット回線の契約を変える必要はありません。

変えたとしても大きな改善は保証されないことが多いためです。

※ベストエフォートでの契約であれば、帯域保証はないためです。


・モバイルルーターでの運用を検討

 モバイルルーターの方が速いというケースは多く事例があります。

 ライブ配信において必要なのは大きなデータ量が使用できる上り回線ではなく、最低限必要な帯域が常時確保できるという点です。


・YouTube等のRTMPプロトコルを使用しているサービスの場合、冗長化の方法を検討


 他の記事でご紹介していますので、参考にしてみてください。


・Zoomの場合、共同ホストなど、バックアップのPCを用意して別のネットワーク(モバイル回線)で運用

Zoomであれば、他のPCでも同時に映像を流すことで、瞬時にバックアップに変更できます。

同じネットワークに繋いでいたら意味がないので、インターネット回線自体をモバイルルーター等の別回線で接続し、ネットワークを分けておきましょう。


なお、Zoomで映像がカクカクする理由の一つは、設定です。

ネットワーク状態とは異なる原因の場合もありますので、併せてチェックしてみてください。


これらの対策で、私たちは過去3,000件以上の配信を行なってきました。

さまざまな企業やホール、屋外、地下など、どのような環境でも日本国内であればライブ配信が可能です。

過去には湖の上からの花火大会のライブ配信も実施しています。


【5】まとめ:ライブ配信でのインターネット回線

ここまでお読みいただきまして、誠にありがとうございました。

ライブ配信はインフラ(インターネット回線や通信網)に大きく左右されます。

DC(データセンタ)でのトラブルも事例としてはありますが、ほとんどのライブ配信のネットワークトラブルに関しては、できる対策を行っていなかった、という場合が多いです。


十分な計測や障害となる要素の排除を行えば、安心してライブ配信が実施可能です。

ぜひ参考にしていただき、検証と対策に時間を使っていただければと思います。


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